1952-06-09 第13回国会 参議院 地方行政委員会 第47号
先ず第一に一応申開きをしておきたいことは、二十七年度の増収見込額について納得ができないというようなお言葉がありましたが、併しこれは当時被占領下でございまして、我々が正確に見たものと、又占領軍のほうで見ました意見とに食違いがございまして我々としてはむしろ増收額につきましては、もう少し下目に見るべきものという意見を地財委も持つていますし、私も持つておつたのであります。
先ず第一に一応申開きをしておきたいことは、二十七年度の増収見込額について納得ができないというようなお言葉がありましたが、併しこれは当時被占領下でございまして、我々が正確に見たものと、又占領軍のほうで見ました意見とに食違いがございまして我々としてはむしろ増收額につきましては、もう少し下目に見るべきものという意見を地財委も持つていますし、私も持つておつたのであります。
更に又予算収入について大蔵大臣はむしろ増收を予想されておるような説明がありましたが、今日のごとき金融政策を継続せられるならば、果して予算面における收入を確保することが期待されるかどうか、例えば日本の輸出の大宗である繊維品の製造業者は国際的な影響を受けて、紡績業者は四割の操短、その他の化繊においても大幅の操短を余儀なくされておるような現状であります。
むしろ増收を見込みます点におきましては内輪にしてある次第でございます。
○森下政一君 只今の点で、先に酒類の値下げを断行されて財政的には何にも減收になつていない、むしろ増收になつておるんじやないかと思うのです。而も密造のために横に流れておる米の分量というものは、勿論密造が行われておるのだから正確に把握することはできんということであろうと思うけれども、想像以上に多量のものが流れておるというふうに考えられる。
次に、この減税措置と予算との関係いかんとの間に対しては、本法案は減税を内容とするが、一面今まで非課税であつた非円通貨による所得について課税する面がある、また外資が入つて来ることによつて増收も見込まれ得る、従つて、さしあたりむしろ増收となる、しかし総体として見て予算が見積りをかえるほどのことはないとの答弁がありました。
ただ全体といたしましては、これはむしろ増收をはかるという面にあらずして、税制全般がかように改正された機会に、極力負担の公平化をはかるという趣旨でございますので、收入額としては全体の中では大した額にはなつていないと思います。正確な数字は後ほど申し上げます。
こういう点に関して、今経済安定本部で入場税に関する統制を撤廃するならば、私は税收減にならぬで、むしろ増收さえ見込めるという考えを持つておるのです。これはほかの消費資材なり他の統制と違うのでありまして、こういうことを統制すること自体も私は考えられない。
むしろ増收の要諦ではあるまいかと思います。國民に對して十分納得させ得ないところの税は、ただ國民の抵抗を増すばかりであたと思います。 第二に歳入確實性、歳入が十分とれるかどうかという點に、懸念をもたれます點は、今年行われました税制改革によつて採用いたしましたところの、申告納税制度の成續が、非常に悲觀的であつたという事實でございます。